さくらインターネットにemacs,zsh,screenをインストールする

山葵です.

以前,別ブログにさくらインターネットについてのエントリーを書きました.
何人かの方にはてブしていただいているようで大変恐縮です.
さて,今回は数回にわけて,もう少し丁寧に書いてみたいと思います

やること

  1. さくらインターネットzsh, emacs, screenをインストールする. ←今回はこれ
  2. zshの設定を行う.
  3. screenの設定を行う.
  4. emacsの設定を行う.
  5. さくらインターネットruby, railsをインストールする.
  6. さくらインターネットpython, easy_installをインストールする.

さくらインターネットのプランについて

まず,レンタルサーバについてのプランですが.
こちらに,詳しく記述されています.
個人的には,ライトプランはおすすめしません.sshログインなどでいろいろカスタマイズしたければ,スタンダードプランをおすすめします.さらに,データベースが複数必要になった場合等には,プレミアム以上に申し込むのがよいのではないでしょうか.

ホームディレクトリの構成と下準備

さくらインターネットで契約をして,sshでログインした初期構成は以下のようになっているかと思います.

% ls ~/
  • MailBox メール保存場所
  • log webalizerのログなど
  • ports ports関係のファイルなど
  • www ウェブ公開場所
  • fml MLを作成する際に用いるツールfmlについての場所

今回はemacs, screen, zshをインストールするため,ホームディレクトリに新たに以下のディレクトリを作成します.

  • local 各アプリの配置場所
  • tml ダウンロードした一時ファイル置き場
% cd ~/
% mkdir local
% mkdir tmp

emacs22をインストールする

少し前のemacsでは,UTF-8を利用するためには,そのための設定をしなければなりませんでした.
しかしemacs22ではデフォルトでUTF-8が利用できるため便利です.

% mkdir $HOME/local/emacs
% cd ~/tmp
% wget http://core.ring.gr.jp/pub/GNU/emacs/emacs-22.1.tar.gz
% tar xvfz emacs-22.1.tar.gz
% ./configure --prefix=$HOME/local/emacs
% make
% make install

screenをインストールする

screenは端末を仮想的に切り替えることができるソフトウェアです.
いくつも端末を立ち上げる必要がないため,重宝します.

% mkdir $HOME/local/screen
% cd ~/tmp
% wget ftp://www.dekaino.net/pub/screen/screen-4.0.3.tar.gz
% tar xvfz screen-4.0.3.tar.gz
% cd screen-4.0.3
% ./configure --prefix=$HOME/local/screen
% make
% make install

zshをインストールする

zshの最新版は4.3.4ですが.コンパイル中に文字コード関係でエラーがでるので,
今回は前回と同じく4.2.6を利用します.

% mkdir $HOME/local/zsh
% cd ~/tmp
% wget http://www.zsh.org/pub/zsh-4.2.6.tar.gz
% tar xfvz zsh-4.2.6.tar.gz
% cd zsh-4.2.6
% ./configure --prefix=$HOME/local/zsh
% make
% make install

zshの利用方法などについては,漢のzsh@マイコミジャーナルが詳しいです.

emacs, screen, zshの設定を行う.

ここでは,とりあえずPATHだけ設定しておきましょう.

% cd ~/
% touch .zshrc
% ./local/emacs/bin/emacs .zshrc

書き加える内容は下記の通り.

# for emacs
export EMACS_HOME=$HOME/local/emacs
export PATH=$EMACS_HOME/bin:$PATH

# for screen
export SCREEN_HOME=$HOME/local/screen
export PATH=$SCREEN_HOME/bin:$PATH

# for main command
export PATH=/bin:$PATH

次に設定を有効にします.

% source .zshrc

更に,ログイン直後にzshが使えるように,.loginに以下を書き加えます.

$HOME/local/zsh/bin/zsh